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vol.41
 
200年住宅ビジョン- 豊かな住生活の実現に向けて -




200年住宅ビジョン- 豊かな住生活の実現に向けて -





1.「200年住宅」新法成立へ向けた動き

自民党・住宅土地調査会は平成19年5月、12の政策提言からなる「200年住宅ビジョン」を公表しました。国土交通省は「200年住宅ビジョン」を受け、今年の通常国会に同ビジョンを推進するため新規法案「長期耐用住宅等の整備の促進に関する法律(仮称)」を提出する予定です。 また、超長期住宅が流通するための市場の整備を検討する「流通市場研究会」を発足させ、市場の整備を通じて、業界の健全な発展と消費者が既存住宅の取引を安全に行えるためのインフラ整備等の検討を行っています。


2.「200年住宅」促進税制の創設

平成20年度税制改正大綱では、「住宅の長寿命化(「200年住宅」)促進税制」の創設が認められました。一定の基準に適合する認定を受けた長期耐用住宅(仮称)について、下記の特例措置が講じられることになります。
  ① 登録免許税
    軽減税率を適用されている一般住宅特例より引き下げられます。
    所有権保存登記(本則0.4%)一般住宅特例:0.15% → 0.1%
    所有権移転登記(本則2.0%)一般住宅特例:0.3%  → 0.1%
  ② 不動産取得税
     一般住宅特例より控除額が100万円拡大されます。
    一般住宅特例:1,200万円控除 → 1,300万円控除
  ③ 固定資産税
    新築住宅に係る減額特例の適用期間が一般住宅より長期化されます。
    戸建    一般住宅特例:3年間1/2 → 5年間1/2
    マンション 一般住宅特例:5年間1/2 → 7年間1/2

これらの措置は、「長期耐用住宅等の整備の促進に関する法律(仮称)」の成立後、特例措置を講ずることになります。


3.「200年住宅ビジョン」とは

平成18年6月に制定された「住生活基本法」の理念にのっとり、超長期にわたって循環利用できる質の高い住宅ストックを形成し、個人の財産として住宅の価値を維持することはもと より、社会全体の資産として継承していくことを目指しています。


4.「200年住宅」とは

住宅土地調査会が提言する長寿命住宅(ロングライフ住宅)のことで、「200年」というのは、住宅のロングライフ化を象徴する言葉として使われています。


5.「200年住宅」のメリット

日本の住宅の平均寿命は約30年とされ、アメリカの約55年、イギリスの約77年と比べると著しく短くなっています。これは、ローンを組んで購入した住宅はローンの支払いが終わる頃には価値がゼロに等しくなったり、取り壊されたりしていることを意味しています。 耐久性・耐震性に優れた「200年住宅」が普及すれば、数世代にわたって同じ住宅に居住出来ることになり、子供世代以降は住宅ローンに追われることなくゆとりある生活が送れます。また「住宅をつくっては壊す」ことが減少し、資源の消費や産業廃棄物の発生、二酸化炭素の排出等が抑制出来ることになります。


6.「200年住宅ビジョン」の全体像

200年住宅は世代を超えて循環利用される「社会的資産」であるため実現に向けては、①建設・維持管理・流通・金融などが一体となったシステムとして構築されること、②200年住宅の必要性に関する国民の意識改革、③システムに関する担い手の育成・ビジネスモデル構築の推進、が必要だとされています。



また住宅土地調査会では「200年住宅」の実現・普及に向けて、12の政策提言を行い、政策提言ごとに19年度から3期にわたって取り組む施策整備のスケジュールを示しています。
提言1 超長期住宅ガイドラインの策定
提言2 住宅履歴書の整備
提言3 分譲マンションの適切な維持管理のための新たな管理方式・権利設定方式の構築
提言4 リフォーム支援体制の整備、長期修繕計画等の策定、リフォームローンの充実
提言5 既存住宅の性能・品質に関する情報提供の充実
提言6 既存住宅の取引に関する情報提供の充実
提言7 住替え・二地域居住の支援体制の整備、住替えを支援する住宅ローンの枠組み整備
提言8 200年住宅(スケルトン・インフィル住宅)の建設・取得を支援する住宅ローン等の枠組み整備
提言9 200年住宅の資産価値を活用した新たなローンが提供される仕組みの構築
提言10 200年住宅に係る税負担の軽減
提言11 200年住宅の実現・普及に向けた先導的モデル事業の実施
提言12 良好なまちなみの形成・維持




 
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※このデータは2008年01月10日現在のものです。 [本コンテンツの内容について] [住友不動産販売TOPへ]

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